タイ古式マッサージの呼吸法やエクササイズ
タイ古式マッサージにおける呼吸法
タイ古式マッサージでは、
呼吸法が非常に重要です。
これはヨガとも関連してる
といわれる所以ですが、ヨガに限らず
様々な健康法や瞑想にも用いられています。
特別な呼吸法は体の力を抜き、
ストレスを緩和させて
本来の強さを取り戻す効果
があるとされています。
いわゆる腹式呼吸の部類に入りますが、
酸素の十分な供給と横隔膜の運動、
そしてリラックス効果などが
科学的に証明されています。
タイ古式マッサージでは、
あおむけになった状態で
施術を受けるのが一般的です。
これにより、自然と腹式呼吸の状態になり、
肩が上がる胸式呼吸ではなくなります。
息を鼻から吸って腹部が膨らみ、
息を吐いて腹部がへこむ呼吸法です。
腹式呼吸は体に優しい特性があり、
副交感神経を活性化させて
リラックス状態を作り出します。
マッサージのコンセプト
タイ古式マッサージでは、
全身へのマッサージを行うことで体を刺激し、
回復させていきます。
足つぼやリフレクソロジーとは異なり、
2~3時間かけてゆっくりと施術を行うのが特徴です。
全身の血流やリンパ液の流れを改善し、
内臓をゆっくり刺激して機能回復を狙います。
肩もみのように、痛い場所を
局地的に刺激するといった
考え方はありません。
全身に外部から刺激を加えることで、
全身の体調不良を無くしていくのが
コンセプトです。
そのため、タイ古式マッサージでは、
1時間以上の施術が普通で、
被施術者は深いリラックス状態
に入るのが理想的です。
タイ古式マッサージの考え方「セン」では、
足にほとんどのエネルギーが
流れるラインが走っています。
そのため足のマッサージから始めて
全身へと波及していき、
肩こりや腰痛でも、
常に足のマッサージから始まります。
正しいタイ古式マッサージによる効果
正しい呼吸法とマッサージを受けると、
タイ古式マッサージは次のような効果を発揮します。
- 筋肉や腱の柔軟性が増し、若々しい体を維持できる 老化は20歳から始まると言われており、日々肉体は弱っていくのが通常です。関節の可動域や臓器の機能も弱まるため、代謝が低下したりケガや病気が多くなりがちです。タイ古式マッサージの筋肉を十分にもみほぐす施術は、体の柔軟性を取り戻し機能を回復させ、循環系を刺激することで老廃物の排出や代謝向上の効果があります。
- 深いリラックス効果 自律神経や副交感神経の働きを強めます。ストレスは体の機能を弱め、体力や気力を消耗させますが、脳をリラックスさせ体を緩めることで、普通以上の回復効果があります。
- 歪みを矯正する 日常生活で歪んでしまった体を矯正することにより、本来の機能や強さを発揮し、神経や血管の圧迫を取り除きます。腰痛や頭痛、肩こりの原因ともなっている骨のズレを無くしていきます。