発酵食品の歴史と各国の文化

発酵食品の歴史と各国の文化

日本の発酵食品の場合

発酵食品の歴史と各国の文化

 

 

日本はよく「世界一の発酵食品大国」
と呼称される事があります。

 

 

日本は発酵食品を大量に消費する国の一つであり、
その歴史も長いものがあります。

 

 

一説によると奈良時代からすでに
漬けものについての記述があり、
すでに1300年近くの歴史を
擁すると言われています。

 

 

日本は四方に海があり、魚介類や塩がふんだんに採れます。

 

 

発酵食品は食材の保存性を高めるため、
昔から魚や塩を使った発酵食品が
生まれやすい環境にあったと言えます。

 

 

日本の発酵食品としては、
味噌、醤油、漬けもの、酒、納豆、酢などがあります。

 

 

これらの発酵食品に使われる微生物は
納豆菌や酵母菌、酢酸菌、乳酸菌、麹菌などです。

 

 

麹菌については2006年に日本醸造学会が
「国菌」として指定するほどなじみの深い菌です。

 

 

和食が世界無形文化遺産に登録されたことが
大きなニュースになりましたが、
今や世界中で注目を浴びている和食を
土台部分で支えているのが発酵食品です。

 

 

今後日本の発酵食品がますます世界で認知されていくにつれ、
国内における消費向上も期待されます。

 

 

韓国の発酵食品の場合

続いて韓国の発酵食品について見てみましょう。

 

 

韓国の発酵食品と聞くと
すぐに思い浮かぶのはキムチです。
キムチにも古い歴史があります。

 

 

少なくとも高麗時代(918年 - 1392年)
にはキムチがありました。

 

 

しかしこの時代のキムチは
塩漬け野菜とショウガやニンニクなどを混ぜて漬ける方法で、
唐辛子を使う現代の方法とは少し異なりました。

 

 

その後18世紀ころにはすでに
唐辛子の入ったキムチが登場するようになり、
その後様々な工夫がなされて現代に至ります。

 

 

野菜が入手しにくい冬に備えて
家族で越冬前にキムチを漬けることを
「キムジャン」と呼びます。

 

 

この伝統文化は核家族化やマンション居住の影響で
少しずつ廃れているものの、
13世紀ころから存在している文化です。

 

 

親戚一同でキムジャンを行うなど、
韓国ではコミュニケーション手段の
一つとしても確立されています。

 

 

ブルガリアの場合

最後にヨーグルトで有名な
ブルガリアにおける発酵食品の歴史や文化に
触れたいと思います。

 

 

ブルガリアは世界一のヨーグルト消費国であり、
毎日のようにヨーグルトを食べる文化があります。

 

 

最近は少しずつヨーグルト離れが
進んでいると言われていますが、
根強いヨーグルト文化はまだまだ健在です。

 

 

ブルガリアではプレーンヨーグルトだけでなく、
フルーツやナッツやハチミツなどの
トッピングを多く入れて食します。

 

 

またヨーグルトを料理にも多用します。
煮込み料理や肉料理、サラダ、スープなどに応用するため、
ヨーグルトを食べない日はないと言えるでしょう。

 

 

ヨーグルトをコスメとして使う文化もあります。

 

 

洗顔料やシャンプーやローション、
リップクリームなどに
ヨーグルトが使われています。

 

 

健康と美容の両方に
ヨーグルトを多用するブルガリアは、
まさにヨーグルト大国と言えます。

 

 

なおヨーグルトの発祥については、
まだ詳細は分かっていません。

 

 

しかし紀元前数千年前には
すでに作られていたと考えられます。

 

 

日本においては奈良時代には
ヨーグルトの原型となるものが
作られていたとされますが、
明治時代まで普及はしませんでした。