悪い意味を持つ花と目的別の注意点
奥深い花言葉の世界
言葉にも忌み言葉があるように、花にも忌み花や花言葉があります。花を贈ろうと考えているときは、相手のシチュエーションや状況などをよく把握することが重要です。
花を贈る際には花にまつわる意味や花言葉などを知らずに贈ってしまうことがないように気を付けましょう。たかが花なのに・・と思われる方もいるかもしれませんが、花にまつわる縁起かつぎはいろいろとあるので、要注意です。
では、悪い意味を持つ花と注意すべきことについてみてみましょう。
悪い意味を持つ花とその理由
お祝いのシーンで花を贈る際、注意したいことは何でしょうか?結婚祝いに黄色のバラはNGです。なぜなら、黄色のバラの花言葉は嫉妬だからです。また偶数は2で割れるため、奇数が望ましいです。
結婚祝い同様、結婚記念日にも黄色のバラはNGです。また、敬老の日や長寿のお祝いに首が垂れる花や白い花、菊の花はやめたほうが良いです。さらに新築祝いでは赤色の花は火(火事)を連想させるので避けるべきでしょう。
では、お見舞いのシーンではどうでしょうか?お見舞いの花をアレンジメントする際には菊花や白色の花、香りの強い花、花粉が飛びやすい花を使用するのは、控えるようにしましょう。
悪い意味を持つ花とその花言葉
花言葉にはステキな意味を持つ花もありますが、その一方で悪い意味を持つ花言葉もあります。そのため、アレンジメントをプレゼントしたい相手のことをよく考え、花を選ぶようにしましょう。
では、悪い意味を持つ花とその意味をいくつかご紹介しましょう。
- 「アイビー」・・死んでも離れない
- 「福寿草」・・悲しみの思いで
- 「アネモネ」・・見捨てられた
- 「ゼラニウム」・・憂鬱
- 「ゼラニウム(白)」・・わたしはあなたの愛を信じない
- 「水仙」・・うぬぼれ、自己愛
- 「リンドウ」・・悲しんでいるあなたが好き
- 「アジサイ」・・あなたは美しく冷淡だ
- 「カーネーション」・・軽蔑
- 「キンギョソウ」・・おせっかい、でしゃばり
- 「バラ(黄色)」・・愛情の薄らぎ、嫉妬
- 「ユリ(黄色)」・・偽り
- 「ユリ(オレンジ)・・憎悪
- 「チューリップ(黄色)」・・望みなき愛
- 「スイトピー」・・離別
- 「クリスマスローズ」・・中傷
- 「オダマキ」・・愚か
- 「クロユリ」・・呪い
- 「睡蓮」・・滅亡
悪い意味を持つ花はまだありますが、わたしたちのよく知っている花でも悪い意味を持つ花が数多くあります。そのため、アレンジメントで花を選ぶ際には、十分注意するようにしましょう。
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